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 2017平和行動in沖縄
          連合2017平和オキナワ集会


    

 2017年6月23日(金)、浦添市てだこホールにおいて連合2017平和行動のスタートとなる平和行動in沖縄「平和オキナワ集会」を開催しました。平和オキナワ集会には、沖縄県から富川盛武副知事、沖縄県選出国会議員、全国から約1300名の組合員が参加し、72年前に起きた沖縄戦の実相や米軍基地の実態について学ぶとともに、連合が求める「在日米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」、「沖縄の過重な基地負担の軽減」について全体で確認しました。

 第1部【講演】では、伊江島観光バス山城克己代表より、沖縄戦の縮図の島と言われる「伊江島」で起きた沖縄戦の惨劇や米軍統治下における悲惨な事件や事故、島の観光や農業、米軍基地問題等、写真や映像を映しながら自身が体験したエピソードを交えて講演いただきました。
 山城代表は「伊江島や沖縄で起きた実相をしっかりと五感で感じ、語り継いでいかなければならない。平和運動だけは宗教や思想、政治等を抜きに純粋な気持ちで取り組んでほしい」と全国の仲間に訴えました。

 第2部【式典】で、主催者を代表して神津里季生連合会長は、「糸満市摩文仁で開催された沖縄全戦没者追悼式に参加した。平和の礎には、24万1468名の名前が刻まれており、去る12日には、平和の礎を建立された大田昌秀元沖縄県知事が逝去された。沖縄の基地問題や恒久平和のために闘われた大田元知事のご冥福をお祈り申し上げる。
 戦後72年が経った今日においても、全国の米軍専用施設面積の70%以上が沖縄に集中しており、人々が生活する上空をオスプレイ等の米軍機が飛行を繰り返しており、危険にさらされている。また、米軍基地が存在するが故の犯罪も後を絶たず、昨年5月にも元米兵による女性殺害遺体遺棄事件が起きてしまった。沖縄の問題は日本全体の問題である。普天間飛行場の名護市辺野古への移設についても、沖縄県内たらいまわしを強行的に押し切ることは極めて遺憾であり、政府には沖縄との丁寧な対話を重ねる事を求めておきたい。
 最後に、明日のピースフィールドワークにおいて、沖縄と大分の青年女性の皆さんが沖縄の歴史と実情についてピースガイドを担っていただく。五感を研ぎ澄まして感じていただき、感じたことを職場や地域に持ち帰り、しっかりと運動を展開していただきたい」と訴えました。

 地元沖縄を代表して、連合沖縄大城紀夫会長は「沖縄全戦没者追悼式で遺族会の代表は、過去に沖縄戦の集団自決の実相を歴史教科書から削除しようとしてきた事や沖縄県民の反対の声に耳を傾けず、辺野古への新基地建設を押し付けている安倍総理に対して、『遺族会として、戦争につながる新たな軍事基地について反対する』と発言している。
 1995年に起きた少女暴行事件から20年が経過した。昨年5月には、元米兵による女性殺害事件が起き、12月にはオスプレイの墜落事故も起きた。連合沖縄として沖縄防衛局、外務省沖縄事務所、米国総領事館へ抗議を行った。私自身も娘と息子がいる。その娘や息子が同じような被害者になれば、法律上許されないが、その犯罪者を同じような目に合わせてやりたいと思うはずである。だけども、この日本は法治国家である。だからこそ、軍属や米兵であろうとも、日本の法律に従って裁いてほしい。その裁きが出来ない今の状況が私たちが求める日米地位協定の大きな壁だと思う。
 また、米軍基地の中には、全駐労の働く仲間がいる。日本の労働法が適用されていない基地従業員の権利を確保していくことも一丁目一番地の課題として重要である。
 最後に、連合沖縄はオール沖縄会議の一員として訪米行動し、米国労働組合とも交流を図ってきた。今年8月にもオール沖縄会議として2度目の訪米行動を行う準備をしている。全国から参加いただいた皆さんとも、沖縄に新たな基地を造らせないため、沖縄との連帯をお願いする」と訴えました。




連合北海道 出村良平 会長



沖縄県 富川盛武 副知事



連合広島 山ア幸治 事務局長



連合沖縄 知念香織 女性委員長


  〜米軍基地の整理・縮小と日米地位協定の抜本的見直しを求める行動〜


 翌24日(土)に沖縄県庁前広場において、平和行動in沖縄の最後の行動となる「米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求める行動を開催し、集会には約1000名の組合員が結集しました。
 主催者を代表して神津里季生連合会長は「今日のピースフィールドワークにおいて、ひめゆり女学生たちが、教師を目指して勉強している中で、戦争に駆り出されていたことを知った。当時も日本は法治国家であったはずであるが、女学生たちが戦争に駆り出されたことに何の根拠もなかったということ、逆らうことができない時代の雰囲気に流されることの恐ろしさを改めて感じた。
 共謀罪が強行採決された。どう考えてもおかしいと感じても、仕方ないと流されていないだろうか。我々は今、時代の分かれ目、ズルズルと流されてしまう境目にいるのかもしれない。共謀罪が施行されて、すぐに変わることはないかもしれない。しかし、10年後、20年後、この共謀罪がどのような使われ方をするの分からない。
 また、沖縄に70%以上もの米軍基地が集中していることはおかしいが、安全保障や抑止力があるからしょうがないと流されてはいないだろうか。このままでは本当の平和は遠のき、気づいた時には、いつか来た道になってしまう。連合に集う私たちが、その危機意識をしっかりと持ち、絶対に流されないという思いを共有していこう」と力強く、訴えました。

 地元沖縄を代表して大城紀夫連合沖縄会長は「72年前から続く沖縄戦の歴史や米軍基地の実態について、本日のピースフィールドワークの中で実際に見て学ぶことができたと思う。慰霊の日の新聞特集記事で、安倍総理は沖縄県民の負担軽減について『できることは何でもする』と言っている。しかし、今沖縄で起きていることは、沖縄県民がこれまでの選挙で示した民意を理解した上で、県民の声を押しつぶし、辺野古の海を埋め立てている。安倍総理の『できる事は何でもする』は、憲法も民主主義も地方自治も選挙で示した沖縄県民の民意も、すべて押しつぶすとしか聞こえない。安倍政権のやり方は、キャラウェイ高等弁務官が発言した『自治は神話である』と同じやり方を行っている。辺野古の海やゲート前で闘っている先輩たちは、自分たちがこれまで受けてきた日米両政府からの悪政を自分の子や孫の世代まで残してはいけないとの思いで闘っている。
 連合沖縄は、オール沖縄会議の一員として翁長知事とともに辺野古に新たな基地を造らせない闘いを進めている。今回の平和行動in沖縄で見て感じたことを全国の仲間へ必ず伝えてほしい」と訴えました。
 集会終了後に、参加者全員で国際通りをデモ行進しながらアピールを行い、平和行動in沖縄の全日程を終了しました。
      
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