第94回沖縄県メーデー中央式典を開催

2023年5月1日(月)に沖縄県庁前広場(県民広場)において「第94回沖縄県メーデー中央式典」を開催しました。

約3年ぶりに通常開催となったメーデーには、各構成組織から約500名の組合員が結集し、労働者の式典・祭典の日である5月1日メーデーの意義を全体で再確認しました。

主催者を代表して、連合沖縄東盛政行会長は「国内の経済状況は、原油価格や物価の高騰が大きな影響を与えており、この厳しい状況を改善するために労働組合が団結し、すべての働くもの・生活者の先頭に立ち、雇用や労働条件の改善につながる取り組みを展開していこう」と述べました。

労働者福祉団体を代表して、沖縄県労働金庫高良惠一理事長は、「働く仲間の汗が報われる社会、セーフティーネットの構築や政策・制度の実現、政治課題への対応、平和で安心して暮らせる社会の実現に向け、連合沖縄が中心となりけん引していく事を期待します」と述べました。

沖縄県を代表して、照屋義実副知事は「急激な物価上昇のスピードに価格転嫁が追い付かず、県民の実質賃金の減少が生じています。沖縄県としても、物価高対策支援をはじめ、保育所等への食材料費支援や畜産農家等への配合飼料などの支援等、独自の支援策を講じてきました。包括的な支援策を実施することにより、コロナ過からの回復を目指す県民生活や県経済の下支えに取り組んでまいります」と述べました。

沖縄労働局を代表して西川昌登労働局長は「新型コロナ感染症にかかる行動制限緩和に伴い、沖縄県の経済は持ち直していますが、人手不足感が一層強まり人材確保が喫緊の課題となっています。求人企業においては、賃金などの労働条件の改善や正社員の求人増加等処遇改善の動きもみられます。一方で、業界間や業界内でも差が生じており、その差が拡大していく事が見込まれています。働き方改革を推進し、生産性の向上を図るとともに労働条件の改善や正社員雇用の推進などに向け、業務改善助成金などの支援策の活用を、引き続き企業に対して働きかけてまいります」と述べました。

式典では、労働者の地位や労働条件の向上、民主主義の発展と恒久平和を希求するメーデー宣言も採択され、最後に東盛会長の掛け声でガンバロウ三唱を行い、第94回沖縄県メーデー中央式典を終了しました。

連合沖縄は、各地域(久米島地区・宮古地区・北部地区・八重山地区)でもメーデー式典・祭典を開催しました。

  

  

 

【第21回久米島地区メーデー式典・祭典/4月28日】

 

 

【第94回メーデー宮古地区式典・祭典/4月29日】

 

 

【第94回メーデー北部地区大会/5月1日】

 

 

【第94回メーデー八重山地区大会/5月1日】

 

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