連合沖縄第38回定期大会を開催
10月30日(水)にパレット市民劇場において「第38回定期大会」を開催し、2024年度の活動を振り返るとともに2025年度の活動方針、大会スローガンおよび大会宣言(案)を確認・決定しました。
【開会挨拶:知念克也副会長】
開会挨拶で連合沖縄知念克也副会長は、「連合沖縄は結成から35年を迎える。初代会長の神山氏、初代事務局長の伊佐氏が昨年ご逝去された。先輩方は働く者と家族の幸せのために額に汗をかきながら労働運動に注力してきた。連合沖縄にはそれぞれ生い立ちも違う組織が結集している組織である。縦にも横にも幅広い組織だからこそ意見があった時にはものすごい力を発揮する。我々は必要とされる連合運動を推進し県民や組合員に信頼され、明るい未来が描けるよう、今大会においても闊達な議論をお願いしたい」と述べました。
【連合沖縄代表挨拶:仲宗根哲会長】
連合沖縄代表挨拶で仲宗根哲会長は、「台湾有事や自衛隊の配備・訓練の強化、なかなか進展しない米軍基地に関する諸問題や相次ぐ性的暴行事件、外務省の隠蔽などの影響により、県民の日々の暮らしに緊張感が増している、人権・民主主義・地方自治と言う言葉がこの国に存在しないのではないかと思わざる得ない。連合沖縄は平和を希求するとともに、労働運動は平和である上に成り立っていることを肝に銘じなければならない。戦後80年を迎える本県において、決して諦めることなく平和運動に取り組んでいきたい。
2024春闘や最低賃金の取り組みでは、大幅な引き上げとなった。この結果は、連合が賃上げや最賃引上げにこれまで拘り取り組んできた証であると述べた。
また、先の衆議院選挙において自公政権が過半数を下回り、連合が支援する立憲・国民が躍進したことは、今の政権に対しNoという審判が下された結果だと考える。しかしながら全国平均を下回る県内の投票率については課題と認識し、政治に参画する必要性について一人ひとりが考えていかなければならない」と述べました。
本定期大会には、来賓として沖縄県池田副知事をはじめ、労働者福祉団体、県内各政党代表、衆参国会議員にも参加いただき挨拶をいただきました。
【沖縄県池田副知事】 【こくみん共済coop砂川本部長】 【立憲民主党県連清水副代表】
【国民民主党県連榛葉代表】 【社民党沖縄県連照屋代表】 【社大党高良委員長】
【新垣邦男衆議院議員】 【屋良朝博衆議院議員】 【伊波洋一参議院議員】
本定期大会では、報告事項「2024年度活動報告・20204年度会計決算報告・会計監査報告」及び議事「第1号議案:2025年度活動方針(案)、第2号議案:2024年度決算剰余金処分(案)、第3号議案:2025年度予算(案)、第4号議案:役員の選出・交代」について、満場一致で可決・承認されました。
今大会で退任となった與那覇栄蔵前副会長(全駐労)、玉城清志前執行委員(運輸労連)、比嘉恵太会計監査(政労連)の3名から挨拶もいただきました。
【與那覇 栄蔵 氏】 【玉城 清志 氏】 【比嘉 恵太 氏】
【閉会の挨拶:木本邦広副会長】
閉会の挨拶で、連合沖縄木本邦広副会長は、「八重山商工の生徒にワークルールについて授業をする機会があった。働く上でのルールを知っていないと不利益を被る場合があることを生徒に伝えた。真剣に聞く生徒、関心を持ってくれた生徒、まったく知らなかったと驚く生徒もいた。最後に労働組合の重要性について話し授業を終えた。今大会のスローガン達成に向けて、構成組織組合員一丸となり取り組んでいくことをお願いし閉会の挨拶とする」と述べました。
最後に仲宗根会長の団結ガンバロウで大会を締めました。